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よくわかる年金のお話

第2回『国民年金なんて要らない?』(2)

年金制度は「世代間扶養」

 前回は、国民年金制度が憲法で保障されているお互いの健康で文化的な最低限度の生活を営む権利をお互いが、支え合うという考えのもとに創られた制度ですよと、お話ししましたね。

 少しむずかしい言葉になりますが、年金制度は「世代間扶養」といって、現在年金生活をされている人たちの年金額を現役世代の納付する保険料でまかなうという仕組みになっています。

 こんなにも年金制度が取りざたされるようになった背景には、日本という国が長寿国であり同時に生まれてくる子供の数がだんだん減るという少子高齢時代に突入してしまった現実があります。つまり、年金生活者は年々増えるのに、年金保険料を納める現役世代の人数はどんどん減少していく傾向にあるということですから、このままでは現役世代の負担が重すぎて支えられず、年金財政が破綻してしまう恐れが出てきたということですね。

年金制度は世代間扶養 そこで国は、年金制度の見直しを何度もおこなって、給付と負担のバランスを取ろうとしています。年金額を引き下げたり、年金をもらい始める年齢を徐々に引き上げたり、そして将来の納付保険料の高騰を抑えようとしています。

 私の両親も高齢で年金生活者ですが、私を含め大勢の方の納める保険料の中から年金として支払われているのだと思うと、とてもありがたいことだと思っています。

 国民年金は40年加入して、65歳から老齢基礎年金として受給できる額は、年額792,100円です。1月当り66,008円ですから、決して生活するに十分な額とは言えません。でも、生きている限り受けることができる年金です。多くの人の、安定した収入の一部になることは間違いありません。

  国民年金制度が共通のセーフティネットという役割を担う以上、私たち大人にはこのしくみを時代に合った形に変えつつも、子供や孫そして次の世代にまで引き継いでいく使命があるのではないでしょうか。

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