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よくわかる年金のお話

第1回『国民年金なんて要らない?』(1)

二十歳になったら国民年金?

年金イメージ 皆さんは街中で「二十歳になったら国民年金」という国民年金加入促進ポスターをご覧になったことがおありでしょうか?少し前になりますが、加入PRモデルとして登場した女優の江角マキコさんに、実は国民年金未納期間があることがわかったことが発端で、政治家の引退問題に発展するなど大変な騒ぎになりましたね。

 国民年金は、日本国内に住んでいる20歳以上60歳未満のすべての人が必ず加入する制度です。会社員や公務員で勤務先が加入手続をする場合を除いて、自分で加入の手続を行うことになっています。

 私は社会保険労務士という仕事柄、金融機関の行う年金無料相談会などの年金相談員として一般の方からご相談やお話をうかがう機会があるのですが、「これからの年金なんてあてにできないわ」「納めるだけ損するよ」なんていうお声を時々耳にします。また、保険料負担が重くて、とても子供の分までは掛けられない」というご相談をお伺いすることもあります。

 「国が自助努力って言うんだから、自分の将来のことは自分で考えればいいんじゃないの?」そうですね、この考え方も大切です。でも、それがすべてでは問題がありますね。

そもそも国民年金って??

 そもそも国民年金とは?をお話ししますと、

 私たちには、日本国民である限り、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利が日本国憲法により保障されています。国民年金制度は、その理念に基づいて障害や死亡など万が一のときや年老いて職業生活から離れた後も、生活が不安定になることのないようにと創られました。その根底には国民同士お互い支え合うという考え方があります。

 誰にも自分の将来にどんなことが待っているかなんてわかりませんね。もちろんそれぞれ自分でそのためのいろいろな備えをしておく必要はありますが、将来のすべてのリスクに対応できるような備えを完璧になんてすることは無理。だから、職業生活を引退したり、もし万一障害を負ったり、不幸にして亡くなったりして十分な収入を得られないという状況になったとき、本人や遺族が年金でその生活の一部をなんとか支える、国民共通のセーフティネットということですね。

 「世代間扶養」という言葉をご存知でしょうか?

次回はもう少し、年金制度のしくみについて引き続きお話ししようかと思います。

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